− 第2章 物質の状態−第2講 −

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2−2 ボイル・シャルルの法則
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粒子くん 気体にはいろいろな種類があるが、その種類に関係なく、温度と圧力を変えたときの体積変化はほぼ同じである。
この講では、気体の温度[T]・圧力[P]・体積[V]の関係についてその規則性を調べてみよう!
1.ボイルの法則(体積と圧力の関係)
1662年、イギリスのボイルは、真空ポンプと水銀気圧計を用いて、『温度が一定ならば、一定量の気体の体積[V]は圧力[P]反比例する』 という、ボイルの法則を発見した。
▼ 実験結果とグラフ
左図のように、圧力1のとき体積4の気体を、圧力を2倍の2にすると体積は2分の1の2となる。さらに、圧力を4倍の4にすると体積は4分の1の1となる。
このように、体積[V]と圧力[P]は反比例の関係になる。
これを一般式で表すと、
 P・V = 一定
一般に、温度一定のもとで、圧力[P1]で体積[V1]の気体が、圧力[P2]で体積[V2]になったとすると、P・V = 一定 より
1・V1 = P2・2


■ 例題
 27℃、気圧760mmHgで900mlの体積を示すポテトチップの袋は、気圧600mmHgの山頂では何mlの体積になるか。ただし、温度は一定とする。
求めるポテトチップの体積をV2とすると、ボイルの法則より
760mmHg × 900ml = 600mmHg × V2 となり
2 = 1140mlとなる


2.シャルルの法則(体積と温度の関係)
1787年、フランスのシャルルは、気体の熱膨張を研究して、『圧力が一定ならば、一定量の気体の体積[V]は、温度が1℃上昇するごとに、0℃の時の体積V0の1/273ずつ増加する』というシャルルの法則を発見した。
▼ 実験結果とグラフ
上図のように、0℃の時の体積をV0とすると、温度が1℃上昇するごとに、0℃の時の体積V0の1/273ずつ増加する。
この結果から、-273℃での体積は理論上0になる。1848年、イギリスのケルビンは、-273℃(正確には-273.15℃)を基準の0とする絶対温度[T]を提唱した。
 T = t + 273 (単位はケルビン、で表す)
絶対温度を用いると、シャルルの法則は、
『圧力が一定ならば、一定量の気体の体積[V]は絶対温度[T]比例する』と表せる。
  これを一般式で表すと、

──
= 一定
一般に、圧力一定のもとで、絶対温度[T1]で体積[V1]の気体が、絶対温度[T2]で体積[V2]になったとすると、V/T = 一定 より
1
───
1
 =  2
───
2


■ 例題1
 一定の圧力において、27℃で体積30リットルの気体の温度を127℃に上げると体積は何リットルになるか。
絶対温度にすると、T1=27+273,T2=127+273となる。
求める体積をV2とすると、シャルルの法則より
30リットル
――――
300K
 = 2
――――
400K

これを、たすき掛けで展開すると、V2×300 = 30×400
2 = 40リットルとなる。



■ 例題2
 17℃で体積400mlの気体を、圧力を一定に保ちながら加熱したら、600mlになった。このときの温度は何℃になるか。
求める温度を  (℃)として絶対温度にすると、
1=17+273,T2=( +273)となる。
400ml
――――
290K
 = 600ml
――――
( +273)K

これを、たすき掛けで展開すると、400×( +273) = 600×290
 = 162(℃)となる。
別解
求める温度を絶対温度の T2(K)とすると、
400ml
――――
290K
 = 600ml
――――
2

これを、たすき掛けで展開すると、400×T2 = 600×290
2 = 435(K)となる。
しかし、これは絶対温度であるので、セルシウス温度にかえればよい。
435−273=162(℃)



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