| 2.気体の状態方程式の変形と分子量の求め方 |
- 気体の状態方程式には、用途に応じていくつかの変形バージョンがある。また、気体の分子量の求め方についても整理しておこう。
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- ▼ 気体の分子量か質量(g)が既知の場合
| 気体の状態方程式における物質量[n]は、分子量[M]や質量[ω]を用いると、次のように表せる。 |
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| 物質量[n]の代わりに分子量[M]・質量[ω]を用いると、気体の状態方程式は次のように表せる。 |
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| また、上式を変形して分子量[M]=にした式もよく用いられる。 |
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| 気体の状態方程式から分子量を求める問題は、『有機化合物の分子式の決定』など他の講との複合問題が多い。 |
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- ▼ 気体の密度が既知の場合
| 気体の密度を[d](g/l)とすると(密度=質量/体積)、 |
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| 体積[V]と質量[ω]の代わりに密度[d]を用いると、気体の状態方程式は次のように表せる。 |
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| また、上式を変形して分子量[M]=にした式は。 |
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- ▼ 標準状態における密度から分子量を求める場合
標準状態(0℃,1atm)における、分子量[M]の気体1molは22.4リットルであり、M(g)である。 標準状態における密度を[d](g/l)とすると、 |
| 密度から、1(リットル)の質量はd(g)である。比例式より22.4(リットル)の時の質量を求めれば、それが分子量である。 |
| 1(リットル) : d(g) |
= |
22.4(リットル) : M(g) |
変形して、 |
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- ▼ 気体の比重から分子量を求める場合
| 気体の比重=分子量[M]の比、という関係が成り立つので、 |
| 分子量が[M']の気体に対する比重がdの気体の分子量[M]は、次の式で求められる。 |
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■ 例題1
1.0mlのベンゼン(分子量=78)を加熱して蒸気にすると、その体積は117℃、1.0atmで何リットルになるか。 ただし、ベンゼンの室温での密度は0.88g/cm3とする。 |
| 解 |
1.0mlのベンゼンの質量を密度から求めると、 (密度は体積を質量に変換するのに用いる) 質量=体積×密度 ω=1.0(ml)×0.88=0.88(g)となる。 求める体積をVとすると、気体の状態方程式より
| 1.0atm × V = | 0.88(g) ――― 78 | × 0.082 × (117+273) | |
これを解くと、V ≒ 0.36リットルとなる。 |
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■ 例題2
| 27℃、1atmで2.13gの気体の占める体積が639mlであった。この気体の分子量を求めよ。 |
| 解 |
体積639ml=0.639リットル、絶対温度T=27+273である。 求める分子量をMとすると、
| M = | 2.13g×0.082×(27+273) ――――――――――― 1atm×0.639リットル |
これを解くと、M=82となる。 |
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