| 2.熱化学方程式と反応熱の種類 |
- 化学反応式の矢印の代わりに等号を用い、反応熱を書き加えた式を熱化学方程式という。このとき、反応熱は、着目する物質1molが反応するときの熱量で表す。
また、物質の状態を( )内に示し、発熱は+、吸熱は−で表す。
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| ・例1) | 1molの炭素(黒鉛)が完全燃焼する反応では、394kJの熱量が発生する。
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■化学反応式: |
C + O2 → CO2 |
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■熱化学方程式: |
C(黒鉛) + O2(気体) = CO2(気体) + 394kJ |
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- * 反応熱は、着目する物質1molが反応するときの熱量で表す。
- * 完全燃焼したときの反応熱を燃焼熱という。
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| ・例2) | 1molの一酸化炭素(気体)が完全燃焼する反応では、283kJの熱量が発生する。
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■化学反応式: |
2CO + O2 → 2CO2 |
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■熱化学方程式: |
CO + 1/2O2 = CO2 + 283kJ |
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- * 状態が明らかな場合には、( )内の状態を省略してもよい。
- * 着目する物質の係数を1にする為に、すべての係数を2で割った。
熱化学方程式では、係数が分数になることもある。
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| ・例3) | 1molの水(液体)がその成分元素の単体から生じる反応では、286kJの熱量が発生する。
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■化学反応式: |
2H2 + O2 → 2H2O |
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■熱化学方程式: |
H2(気体) + 1/2O2(気体) = H2O(液体) + 286kJ |
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- * 物質1molがその成分元素の単体から生じるときの反応熱を生成熱という。
- * この反応で、着目する物質を水素とすると、水素の燃焼熱とみることもできる。
- * 例1)の場合、着目する物質を二酸化炭素とすると、二酸化炭素の生成熱とみることもできる。
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| ・例4) |
1molの硝酸アンモニウムが多量の水に溶解する反応では、25.7kJの熱量が吸収される。 |
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■化学反応式: | NH4NO3(固体) + aq → NH4NO3aq |
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■熱化学方程式: | NH4NO3(固体) + aq = NH4NO3aq − 25.7kJ |
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- * 反応熱は、着目する物質1molが反応するときの熱量で表す。
- * 溶解したときの反応熱を溶解熱という。
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| ・例5) | 塩酸と水酸化ナトリウムの中和反応において1molの水が生じる反応では、56kJの熱量が発生する。
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■化学反応式: |
HCl + NaOH → H2O + NaCl |
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■熱化学方程式: |
HCl aq + NaOH aq = H2O + NaCl aq + 56kJ |
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- * 酸とアルカリの水溶液が中和して、水1molが生じるときの反応熱を中和熱という。
- * HCl aqは塩化水素の水溶液、つまり塩酸を意味する。
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