− 第3章 物質の変化−第4講 −

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3−4 可逆反応と化学平衡
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4.平衡移動の原理(ルシャトリエの原理)
可逆反応が平衡状態にあるとき、濃度・圧力・温度などの条件を変えると、その変化をやわらげる向きに平衡が移動する。これを平衡移動の原理(ルシャトリエの原理)という。
◆ 濃度の変化
・例) 2 + T2  2HT においてHTを加えると
   HTが減少する方向、左向きに平衡は移動する。

・例) 2 + T2  2HT においてHeを加えると
   ヘリウムは反応に関係しないので、平衡は移動しない

・例) NH3 + H2O  NH4+ + OH- において水を加えると
   H2Oが減少する方向、右向きに平衡は移動する。

・例) NH3 + H2O  NH4+ + OH- においてNH4Clを加えると
   NH4Clは水溶液中で電離し、NH4+とCl-になる。したがって
   NH4+が減少する方向、左向きに平衡は移動する。

◆ 温度の変化
・例) 24 = 2NO2 − 57kJ において温度を高くすると
   吸熱反応の方向、右向きに平衡は移動する。

・例) 2 + 3H2 = 2NH3 + 92kJ において温度を高くすると
   発熱しない方向、左向きに平衡は移動する。

◆ 圧力の変化
・例) 2(気) + 3H2(気)  2NH3(気) において圧力を加えると
   気体分子の数が減る方向、右向きに平衡は移動する。

・例) 2SO2(気) + O2(気) = 2SO3(気) + 198kJ において減圧すると
   気体分子の数が増える方向、左向きに平衡は移動する。

・例) 2(気) + O2(気) = 2NO(気) − 181kJ において減圧すると
   気体分子の数は左右で同じであるので、平衡は移動しない

◆ 触媒を加える
触媒を加えると、短時間で平衡状態に達するが、平衡移動には関係しない。



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