− 第4章 無機化合物−第1講 −

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4−1 気体の性質と製法
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2.おもな気体の製法の化学反応式と検出反応


気体 製法(化学反応式) 検出または確認方法
水素
2
Zn+H2SO4→ZnSO4+H2 試験管にとって点火(爆鳴)
酸素
2
2H22→2H2O+O2(MnO2を触媒) マッチの余じんの点火
塩素
Cl2
4HCl(濃)+MnO2−(加熱)→MnCl2+2H2O+Cl2 ヨウ化カリウムデンプン紙を青変
硫化水素
2
FeS+2HCl → FeCl2+H2 硝酸鉛(U)水溶液に通じると黒色沈殿
塩化水素
HCl
NaCl+H2SO4(濃)−(加熱)→NaHSO4+HCl アンモニア(気体)と反応して白煙
硝酸銀水溶液と反応して白色沈殿
アンモニア
NH3
2NHCl+Ca(OH)2−(加熱)→CaCl2+2H2O+2NH3 塩化水素(気体)と反応して白煙
二酸化炭素
CO2
CaCO3+2HCl→CaCl2+H2O+CO2 石灰水の白濁
一酸化窒素
NO
3Cu+8HNO3(希)→3Cu(NO3)2+4H2O+2NO 空気に触れると赤褐色のNOになる
二酸化窒素
NO2
Cu+4HNO3(濃)→Cu(NO3)2+2H2O+2NO2 ヨウ化カリウムデンプン紙を青変
二酸化硫黄
SO2
Cu+2H2SO4(濃)−(加熱)→CuSO4+2H2O+SO2 硫化水素水に通じると白濁
気体の集め方
水上置換
水に溶けない気体を捕集するときに用いる。
上方置換
気体の分子量が、空気(見かけの分子量=28.8)より軽い気体を捕集するときに用いる。
下方置換
気体の分子量が、空気(見かけの分子量=28.8)より重い気体を捕集するときに用いる。
気体発生に用いる乾燥剤
 気体の発生では、目的の気体に混ざっている水蒸気を吸収するために、乾燥剤を用いることが多い。乾燥剤の種類には次のようものがある。
酸性の乾燥剤
五酸化二リンP25 ・ 十酸化四リンP410 ・ 濃硫酸
中性の乾燥剤
塩化カルシウムCaCl2
塩基性の乾燥剤
生石灰CaO ・ ソーダ石灰(CaO+NaOH)

酸性の気体の乾燥には、塩基性の乾燥剤は使用できないので酸性または中性の乾燥剤を用いる。また、塩基性の気体には酸性の乾燥剤は使用できなので塩基性または中性の乾燥剤を用いる!
(注)アンモニアは塩化カルシウムに吸収されてしまうので使えない。硫化水素には強い酸化力のある濃硫酸はつかえない。
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