− 第4章 無機化合物−第2講 −

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4−2 気体発生の主な反応原理
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3.濃硫酸の性質を利用した反応
濃硫酸にはいろいろな性質があるが、そのうちで気体の発生に関するものを整理してみた。
・不揮発性の酸による揮発性の酸(HCl)の遊離
2SO4 + NaCl −(加熱)→ NaHSO4 + HCl↑
不揮発性の酸である濃硫酸が揮発性の酸である塩化水素を遊離する!
・不揮発性の酸による揮発性の酸(HF)の遊離
2SO4 + CaF2 −(加熱)→ CaSO4 + 2HF↑
不揮発性の酸である濃硫酸が揮発性の酸であるフッ化水素を遊離する!
・脱水作用(有機物を脱水する)
25OH −(加熱:約160℃)→ CH2=CH2↑ + H2
濃硫酸の脱水作用により、エタノールから分子内脱水によりエチレンが発生する!
・酸化作用
2H2SO4 + Cu −(加熱)→ CuSO4 + 2H2O + SO2
濃硫酸が酸化剤として働き、酸化還元反応により二酸化硫黄を発生する!
酸化還元反応と同じ反応

4.分解反応
触媒の作用で、分解する際に気体を発生する反応。
・炭酸カルシウムの分解
CaCO3 −(加熱)→ CaO + CO2
石灰石(炭酸カルシウム)を加熱処理すると生石灰(酸化カルシウム)と二酸化炭素に分解する!「参考:カルシウムの化合物」
・過酸化水素の分解
2H22 −(MnO2)→ 2H2O + O2
過酸化水素を二酸化マンガンを触媒にして分解すると酸素が発生する。
・塩素酸カリウムの分解
2KClO3 −(MnO2+加熱)→ 2KCl + 3O2
塩素酸カリウムを二酸化マンガンを触媒にして分解すると酸素が発生する。
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