− 第4章 無機物質−第5講 −

[ HOME | CONTENTS | 講義内容 | 基本例題 | 基本問題 | 応用問題 | 択一クイズ | 質問ボード ]
4−5 硫黄と炭素とケイ素
Page 2/2 前Pageへ
4.炭素原子を含む物質の性質
◆単体
同素体として、ダイヤモンドと黒鉛(グラファイト)が存在する。
ダイヤモンドと黒鉛
ダイヤモンド 黒鉛(グラファイト)
正四面体状に結合 正六角形で層状に結合
全ての炭素原子が共有結合で結びついている共有結晶で融点が極めて高い。 層と層が、弱い分子間力で結合しているため、柔らかくはがれやすい。
また、電気伝導性がある。
◆二酸化炭素
《製法1》:
石灰石の強く熱する。
反応式:
CaCO3 → CaO + CO2
《製法2》:
石灰石に希塩酸を加える。
反応式:
CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + H2O + CO2

《参照》
4章−第2講(弱酸の遊離)
二酸化炭素
No 性 質 反応例
1. 色や臭い ・無色で無臭の気体である。
2. 弱酸性 ・水に溶けると炭酸となり、弱酸性を示す。
3. 検出反応 ・石灰水Ca(OH)2を白濁させる。
  反応式:
  Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3↓(白濁) + H2
◆一酸化炭素の性質
No 性 質 反応例
1. 色や臭い ・無色、無臭で、有毒の気体である。
2. 製法 ・ギ酸に濃硫酸を加えて加熱する。(濃硫酸の脱水作用)
  HCOOH → H2 + CO↑
3. 還元性あり   Fe23 + 3CO → 2Fe + 3CO2

5.ケイ素とその化合物の性質
◆単体
・ダイヤモンドと同じく、共有結合だけで結びついた共有結晶である。
◆二酸化ケイ素
No 性 質 反応例
1. 結合 ・石英や水晶の主成分であり、共有結晶である。水に不溶。
2. アルカリ融解 ・アルカリ融解により、ケイ酸塩となり水に溶ける。
  SiO2 + 2NaOH → Na2SiO3(ケイ酸ナトリウム) + H2
3. フッ化水素との反応 ・フッ化水素には溶ける。
  SiO2 + 6HF → H2SiF6 + 2H2
◆水ガラス
No 性 質 反応例
1. 特徴 ・粘性の大きい液体。
2. 製法 ・ケイ酸ナトリウムに水を加えて加熱する。
◆ケイ酸
No 性 質 反応例
1. 特徴 ・白色ゲル状の物質。
2. 製法 ・水ガラスに塩酸を加えると、ケイ酸H2SiO3が生成する。
  Na2SiO3 + 2HCl → H2SiO3 + 2NaCl
◆シリカゲル
No 性 質 反応例
1. 特徴 ・多孔質で無定形な固体で、乾燥剤や吸着剤として利用される。
2. 製法 ・ケイ酸を加熱し乾燥させる。
二酸化ケイ素 NaOH
──→
ケイ酸ナトリウム 水・加熱
──→
水ガラス

HCl
シリカゲル 加熱・乾燥
←──
ケイ酸

Page 2/2 前Pageへ


[ HOME | CONTENTS | 講義内容 | 基本例題 | 基本問題 | 応用問題 | 択一クイズ | 質問ボード ]
Copyright (C) 1998-1999 Kimiaki Yoshino.
All rights reserved.