| 6.セッケンの性質 |
- (1)セッケンは加水分解により弱いアルカリ性を示す。
- なぜなら、この塩(セッケンRCOONa)をもとの酸と塩基に分解してみると、弱酸であるカルボン酸(RCOOH)と強塩基である水酸化ナトリウム(NaOH)から作られた塩であるためである。
|
- (2)セッケンの水溶液は、繊維などの固体表面を濡れやすくする。
- これは、セッケンに水に溶けて水の表面張力を低下させる働きがあるからである。このような働きを持った物質を界面活性剤という。
|
|
- (3)セッケン水中のセッケン分子は、洗剤として働く。
- なぜなら、セッケン分子は、親油性の部分と親水性の部分からなり、繊維に付着した油状物質を親油性の部分が取り囲み、分散・乳化させることにより、汚れを取り除く働きをしている。
|
|
- (4)セッケンは硬水の中では、洗浄力が低下する。
- なぜなら、硬水(カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く含む水)の中では、難溶性の塩を生成してしまう。
2RCOO− + Ca2+ ――> (RCOO)2Ca↓
|