− 第6章 高分子−第3講 −

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6−3 合成高分子(合成繊維)
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4.合成繊維(ポリエステル系繊維)
ポリエステル系繊維・・・・
(ポリエステル)
単量体がエステル結合(−COO−)によって次々に縮合した高分子で、耐久性にすぐれ、乾きやすく、しわになりにくい。
※ポリエステルは糸状に引き伸ばすと繊維になり、成形すると樹脂にもなる。
コラムポリエステルは、繊維としては衣料やシーツ、カーテンなどに多用されている。また、合成樹脂としては、PETボトルや録音テープなどにも用いられる。
◆ポリエチレンテレフタラート
テレフタル酸とエチレングリコールが縮合重合すると、ポリエチレンテレフタラート(PET)が得られる。これは、代表的なポリエステルである。
単量体 単量体
テレフタル酸 エチレングリコール
n HOOC COOH n HO−(CH2)2−OH

縮合重合
PET + 2n H2
ポリエチレンテレフタラート(PET)

重合度nの計算
テレフタル酸nモルとエチレングリコールnモルから、水が2nモルとれてポリエチレンテレフタラート1モルが生じる

5.合成繊維(ポリビニル系繊維)
ポリビニル系繊維・・・・ビニル基(−CH=CH2)をもつ化合物を付加重合して得られる高分子。
◆アクリル繊維
アクリロニトリルを主成分として、これに他の単量体を混合し、付加重合(共重合)させると、アクリル繊維が得られる。混合する単量体に塩化ビニルを用いたものは、燃えにくい。
単量体 単量体
アクリロニトリル
n CH2=CH−CN
塩化ビニル
n CH2=CH−Cl

付加重合(共重合)
-[-CH2−CH(CN)−CH2−CH(Cl)-]n-
アクリル繊維
コラムアクリル繊維は、保温性や弾力性がよく、セーターや毛布、カーペットに用いられてる。
◆ビニロン
酢酸ビニルを付加重合させたポリ酢酸ビニルをけん化した後、アセタール化したもの。このとき、完全にはアセタール化されずヒドロキシル基が残っているため吸湿性を示す。

アセチレン 酢酸ビニル
CH≡CH CH3COOH
──────→
付加反応
CH2=CH
    l
    OCOCH3
──────→
付加重合

ポリ酢酸ビニル ポリビニルアルコール
塩基
──────→
けん化

ビニロン
HCHO(酸性)
──────→
アセタール化
コラムビニロンは、強度が大きく、適度な吸湿性をもっているので、作業服やロープなどに用いられる。

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